洗面所をプランニングする際の基礎知識

洗面台をリフォームする場合の工事内容や費用面で知っておきたい基礎知識

2020年11月18日 18時04分


一般的に洗面化粧台のリフォームは10年に1度程度の頻度が理想ですが、別に設備が古くなったり傷んだりするだけではありません。
ライフスタイルが変化することの応じて使い勝手が悪くなったらリフォームを検討する時期なのかもしれません。


 まずは洗面台のグレードを決めるところからリフォームのプランニングをスタートしましょう。
 
内容はいろいろですし、費用もバラバラです。洗面化粧台の入れ替え工事をする場合に、安いものであれば7万円程度からになります。
グレードが高い洗面化粧台を導入したいならば50万円ほどするものもあります。
さらに、水廻りまでもリフォームする場合は、壁や天井のクロスの張り替えをしたり、床材も同時に新しくするケースもあります。
設備交換だけでなく周辺もリフォームを検討してもいいでしょう。
 
洗面化粧台のリフォームだけをするならば、初期段階でどのレベルの設備にするのかを決めましょう。
そうすれば工事をする全体の概算はでてくるでしょう。
 
 メーカーが提供してくれる洗面台の価格帯と種類

メーカーの大部分が価格を抑えているシンプルデザインなものから、高いグレードの高級デザインなど、幾つかのグレードにわかれた商品展開をします。
工事費用を含めてご紹介します。
 
★シンプルなグレード……7万円から15万円
必要最低限度なものでできているのが特徴になり、カラーバリエーションや鏡の面数に限りがあったりします。
必要とされる機能はおおまかに揃っていますが、間口が広いスペースには対応していない場合が意外と多いです。
 
★スタンダードなグレード……13万円から24万円
シンプルな出会いとの違いは、水はねが少なくデザインされた洗面ボウルや、ステンレスミラーにして汚れにくくできます。
収納力にこだわりがあったり、清潔感に特徴があり商品によって違いがあります。
 
★ハイグレード……19万円から31万円
材質もレベルアップしたものになり、機能面でも足りないものは、ほぼありません。エコロジーにこだわったものもあります。
レイアウトプランやオプションの選択肢も増えますし、カスタムメイドであなた自身のこだわりをもった自分仕様の洗面台ができあがります。
 
 洗面台のリフォーム費用と見積もりについて

見積もりの項目に関してご紹介しておきましょう。
 
★解体工事費用
解体工事費用は、今ある造作を取り壊して撤去する費用で「既設解体撤去」という記載などになっています。
解体した古い洗面台を撤去する費用まで含まれていると考えられます。実際には、どこまでの範囲が含まれるのかを確認する必要があります。
 
★廃棄物処理費用
解体工事をした洗面台は廃棄物になりますので、これらを処理するために費用になります。
「廃材処分費」というような表現になっていることが多いです。
 
★材料費用
洗面化粧台そのものの商品代金で「住宅設備機器費」と表記されることもあるし、実際の商品名が記載されることもあります。
一般的には商品名・型番・単価や定価が記載されることが多いです。
 
★組み立て施工費用
洗面化粧台を組み立てるための施工手間賃と考えていいです。「上記、設置費」と記載されることもあります。
 
★クロス張り替え費用
天井や壁などのクロス貼り替えは、洗面化粧台を入れ替えするタイミングと同時に一緒に行われることが多いです。
このようにすれば工事の進行もスムーズです。時期を別にするよりも同時進行するほうがトータル的には安くなります。
 
クロスの張り替え費用はメートル単位で算出するケースがあったり、クロスを貼る天井や壁の平米谷で算出したりするケースがあります。
見積もりを比べる場合は単価だけではなくて、総額でみておきましょう。
 
★床のクッションフロアなどの張り替え
洗面化粧台の入れ替えをする場合に、床をリフォームすることもあります。
設備が老朽化しているということは床も同じように老朽化していると考えられます。
また別の機会にするとなると面倒ですし、一度にされる場合が多いです。
 
★ソフト巾木(はばき)
壁と床の取り合い部に設置する部材ですが、一般的には床面から6センチから10センチ程度の横板になります。
早の中の出入口を除外した部分の壁を囲います。見積書には「材工共」という記載がある場合は、巾木の材料費と施工費の両方を含む場合が多いです。